育たなければ教育とは言えない。
大きな失敗を糧に、
全社教育の底上げに挑む。
失敗を成長に変えた「教育の達人」。
木村 智文2010年入社 プライベートダイニング 点 有楽町店 店長
学生時代から当社で4年間アルバイトした後、2010年入社。銀座ライオン新宿店で2年半勤務し、2012年に店長としてヱビスバー大崎店へ。2015年より点(ともる)有楽町店店長。新入社員教育のトレーナーリーダーも務める。

現場を無視した人員削減で、退職者が続出。

バイタリティあふれる社員が多い当社にあって、私はどちらかというと受け身の性格です。人付き合いも苦手で、数々の失敗を経験してきました。
入社3年目、初めて店長を任されたヱビスバー大崎店での大失敗が、私の大きな転機です。この店舗はオープン直後から大人気で、アルバイトを次々増員。客足が落ち着いたところで赴任した私に期待されたのは、利益を出す店舗作りでした。
人が多すぎると考えた私は、アルバイトスタッフの削減を宣言します。しかしこれが反発を招き、核となるスタッフまでが相次いで退職。私は支配人に呼び出され、「君は彼らに『働いてもらっている』という感謝がないのか?」と言われ、冷水を浴びたように目がさめました。

目指すのは、「いつ誰にでも引き継げる店舗」。

深く反省した私は、相手の立場に立つよう努めました。「教えたのに、なぜできない?」でなく、「教え方が悪かった」のです。教育とは「教え、育てる」こと。育たなければ、教えたことにはならないと、心に刻みました。
現在の点(ともる)では、「アルバイトが主役の店舗づくり」を目指しています。個室が主体なので、接客のメインはアルバイトたち。お客様と店舗をつなぐのは、彼らです。私の目標は、自分色の濃い店舗でなく、「いつ誰に引き継いでも、お客様が幸せになれる店舗」作りです。
自分なしでも成り立つ店舗を作ったことで、月8~10日の公休日に加え、有給休暇も定期的に取得できており、生まれたばかりの子どもと過ごす時間を満喫しています。

新人教育では「基本」を徹底し、応用を促進。

数年前から新入社員研修のトレーナーを担当し、若手トレーナーたちのリーダーを務めています。
会社の基本的な接客力を底上げするためにも、以前まで多少ばらつきのあったトレーナーたちのトレーニングレベルや言葉遣いの統一等を徹底的におこないました。堅固な基礎の上に築かれた自由な応対こそ当社の店舗の魅力です。マニュアルは形式にすぎないからこそ確実に教えます。店舗に新入社員が配属になる時には、自信をもって「研修ではここまで教えているので、あとはOJTでお願いします」と伝えるようにしています。
色々な店舗をふらりと訪れて、「教え子」たちの成長を確認するのが、私の密かな楽しみです。