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チャレンジャーズ

03リボンプロジェクト


最初にメンバーの声が集中したのが、「ライオンって女性向けのお店がないよね」という点。
「女だって、仕事を終えて気持ちをリセットする時間が欲しい。でもライオンだけでなく、どこの会社も私たちにフィットしたお店を出していない。これは男性諸氏に任せないで私たちが考えなきゃ(笑)って」
折良く「業態開発グランプリ2006」の募集が行われていた。メンバーたちはアイデアを出し合い、「女性による女性のための酒食空間」を考案。「男子禁制の雰囲気を前面に出して、スタッフもすべて女性。しっかり食べて飲んで、女性が心からくつろげる店にしたい」
というこの提案は、見事グランプリで最優秀に選ばれ、現在、出店に向けた準備が進んでいる。
「既存店の見直しにも取り組んでいます。テーマが大きいのでまだ具体的提案に落とし込めていませんが、どうしたら女性のお客様に支持して頂けるか、私たちの目からどんどん提案していきたいと思います」

店舗運営や、さらには企業経営にも「女性視点」を取り入れるには、社員はもちろん管理職層がもっと増えなければいけない。それにはしっかりと働き続けられる環境整備が不可欠だ。
「安心して働ける環境の土台には、ちょっとした悩みを相談できる身近な相手の存在が不可欠。同期の女性社員数が倍になれば、その分孤独や不安が軽減されるはずです。話をすること、話を聞くことで力をもらえることってたくさんあると思うんです。人事の方針はあるでしょうが、まずは採用数増が希望です」
若手とざっくばらんに話す機会を持とうと、食事会を開いたら、それだけで感激する者もいたという。
少子高齢化の中、企業人としてもターゲットとしても、ライオンが女性に向ける視線を変える必要は大いにありそうだ。
「でも、だからこそこの会社は女性にお勧めなんですよ」と、小出は笑う。「私たちの活動にブレーキをかける人も前例がないからダメと言う人も、誰一人いない。
どんな風にも変えていける会社だから、必ず良くなりますよ」
女性の働きやすさを向上させることは、男性の働きやすさ改善にもなる。主体が女性というだけで、これは全社的改革プロジェクトなのだ。
「業態開発グランプリの席上で、私、全国の支配人に向かって『いつかこの会場の半分を女性にしたい』と大見得切っちゃったんです(笑)」
言ったからにはやる!これがライオンのルール。だからこそ楽しみなプロジェクトが進行中だ。

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