「座談会」という気軽な呼称とは裏腹、このミーティングはさながら厳しい道場のようだった。夜22時まで、休憩を挟みながらも議論は延々と続いた。社長は相変わらず発表の弱点を指摘し続け、若者たちはすぐに考えを補強して発表し直す。
「経営に自由にモノを言う、というつもりで勇んで参加しましたが、実際は教えられてばかりでした」と、ある参加者は言う。「複数の人間が集まったときに、どのように議論をすべきなのか。現状に不満を感じた時、どのように課題を抽出し、解決策を見出すべきなのか。社長直々の、若手社員教育の場でしたね」
会議室でのミーティングが終わると、話し合いの場は畳の上へと移動。酔いでなめらかになった舌は、時には夜明け近くまで止まらないこともあった。
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